- なるべく安い時に株を買いたいけど、どうやって調べるんだろう?
- 安定した銘柄を選ぶにはどうしたらいいのかな?
- 配当利回りが知りたい・・
株式投資を始めたばかりの頃は、こんな疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
ただ、東証一部上場企業の数だけでも約2,170社もあるんです(2020年8月時点)。CMでよく見る有名な企業はほぼ東証一部に入っています。従って、この中から銘柄を探すとなると難しいですよね。
なので、私が日本株の取引で使用している楽天証券の画面を使いながら、オリックスを例にどこをチェックするのか解説しますね。
銘柄の探し方:チェック項目5つ
株式投資の基本は「株価が安い時に買って、高くなったら売る」あるいは私の投資方針でもある「高配当株を長期保有する」です。
では一体企業の株が割安なのか、それとも割高なのか?配当利回りはどのくらいなのか?など、株を買うときの目安となる判断基準を覚えておく必要がありますよね。
① 企業の事業内容
まず一つ目は企業の事業内容を確認してください。
身近な企業から選ぶ際に、その企業の事業が将来的に伸びるかどうか自分なりに考えることが大切です。具体的に何をしているのか分からない企業は、あまり選ばない方が良いですね。
事業が将来的に伸びるかどうかですが、例えば以下のように考えると分かりやすいかと思います。
- テレワーク・在宅勤務の促進に伴い、自宅での食事が急増⇒食品・デリバリー事業が好調!緊急事態宣言中でもデリバリーやドライブスルーを上手く活用したマクドナルドは外食チェーンで一人勝ちでしたね。
- 暫くは外国人観光客も減少傾向にありますし、国内需要も戻るまで時間がかかると予想される旅行関係は厳しい状況が続く⇒特にJAL/ANAなどは減配もあり株価は大きく下がりました。
上記の考えが全て当てはまるわけではないですが、今の経済状況からすると食品やECといった企業は今後も成長する見込みはありますよね。逆に不動産(オフィス・ホテル)や旅行会社はしばらくの間厳しいのではないでしょうか。
業績によって株価や配当が変動しますので、自分が投資する企業のニュースは最低限チェックしておきましょう。
② PER:目安は14~15倍以下
PERとは株価収益率のことで、企業の株価が割高か割安かを測る基準になります。
これは会社の規模や大きさに関わらず比較できるので役立ちますよ。
PERが高ければ株価が高いことを意味し、反対にPERが低ければ株価は安いので狙い目です。
参考まで、PERの計算方法は以下の通りです。
ちなみに1株当たりの利益(EPS)の計算方法は以下の通りです。
PERは利益に対して株価が何倍なのかを知ることができます。
株価が上がればPERは上がるため割高になり、一株あたりの利益が上がればPERは反対に下がり割安になるということです。
③ PBR:目安は1倍以下
PBRとは株価純資産倍率のことで、企業の純資産に対して現在の株が割高か割安かの判断基準となります。
ちなみに純資産とは資産総額から負債総額を引いた金額のことです。
PBRの計算方法は以下の通りです。
PERは企業の利益に対して株が割高か、割安か判断するものでしたが、PBRは企業の現在の資産に対して株が割高か割安なのかを判断する基準となります。
④ 配当利回り:4~5%
目安は4~5%の配当利回りから探しましょう。あまりに高すぎる配当は減配リスクがあるのでおススメしません。
ただ1%や2%の配当利回りが低い株だとせっかく投資してもなかなか資産を増やすことができませんので、できれば4%以上の高配当株を長期保有を目指すなら安定的に配当を受け取る投資方法で資産を増やしていくことがベストではないでしょうか。
配当利回りの計算方法は以下の通りです。
⑤ ディフェンシブ銘柄かどうか
①で説明した内容に類似しますが、景気動向によって、業績が大きく変動する株かどうかも確認しておくことをおすすめします。最初はなるべく景気に左右されづらい、安定した手堅い銘柄(ディフェンシブ銘柄)から探しましょう。
景気敏感株と言われている業種は以下の通りです。
化学 | 鉄鋼 | 紙パルプ |
自動車 | 機械 | 総合商社 |
繊維 | 海運 | 鉱業 |
ディフェンシブ銘柄と言われる業種は以下の通りで、初心者の方はなるべくこちらの業種から銘柄を探しましょう。
食品 | 通信 | 医薬品 |
電気 | ガス | 鉄道 |
まとめ
特に今はコロナで市場や業績が不透明になっています。だた、以前よりも割安な株が増えたため、株式投資に興味がある方は始めやすいのではないでしょうか?
だからこそ、上記5つの項目を最低限確認して中でも安定した手堅い銘柄を探してください。
ディフェンシブ銘柄に投資すると値動きがあまりないので大きく増やすことは難しいですが、資産を守りつつ配当金を受け取ることで少しずつ増やすことは可能です。
まずは少額から始めてみる
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