グローバル化が進み将来は「海外で働きたい!」という強い気持ちを持つ方も増えているのではないでしょうか?
だけど海外転職するにはどうしたらよいか、何から始めたら良いか分からない方もいらっしゃると思います。
まずは自分がどのように働きたいかイメージしてみてください。
一般的に海外で働くには以下3通りの方法があります。
- 海外駐在員⇒勤めている日本の会社から出向を命じられ海外転勤する
- 現地採用⇒現地の会社に就職する
- 現地で起業⇒自分で会社を設立/ フリーランスとして働く
上記の中でも一番難しいのが①海外駐在員として働くことですね。今いる会社から選ばれなければ行けませんし、海外事業部や現地に駐在事務所や現地法人が無ければ、そもそも駐在員としてのキャリアプランは厳しいからです。
下に載せた駐在員の生活に関してインタビューを受けてくださった方で、海外出張も多く色んな国へ飛び回っているザ・サラリーマンです。笑
えみり以前、ベトナム・ホーチミンでの仕事や暮らしについて、現地採用者からの目線で詳しくご紹介しました。「駐在員の仕事や生活についても教えてください!」との質問を読者の方から頂いたので、今回はホーチミン生活でも特に仲良くし[…]
駐在したい地域(国)× 業種で考える
まず、海外ビジネスといっても発展途上国に行くか、あるいは先進国に行くかで業種が大きく変わってきます。求められるスキルが全く異なりますので、自分の活かしたいスキルや業務内容を明確にしておくことをおすすめします。
大まかに分けると以下の通りになるかと思います。
(もちろんこれが正解!というわけではないので、一例として挙げています)
- 発展途上国⇒製造業、メーカーの生産拠点が多く、労働力をまとめる役割
- 先進国⇒金融業、IT、エンジニア
① 発展途上国 × 製造業、メーカー
発展途上国に進出している企業が求めるのは、やはり『労働力』。
低賃金で手先の器用な作業者達の労働力を求め、中小企業も含め多くの企業が東南アジア諸国に生産委託工場も含めた生産拠点を擁しています。最近では、コロナ対策として政府が国民に配ったアベノマスクもベトナムで生産したって報道がありましたもんね。
なかでも製造業の海外進出は顕著で、日系企業が進出する国の多くはご存じ世界最大の発展途上国ともいわれる中国を中心に、ベトナム、インドネシア、タイ、マレーシアなどの東南アジアにシフトしており、現地生産・現地販売を目的とした関税の問題などでインドやブラジル、メキシコなど中南米への進出もされています。
② 先進国 × 金融業、IT
一方で先進国に進出している企業の場合は、圧倒的に『個人の能力』。
先進国の駐在員は金融業や大手メーカーの海外販社など営業として海外でも活躍できる能力が必要になります。当然ビジネス英語もある程度話せる前提で送り出されます。日系企業相手に商談するわけですが、普段は現地オフィスに出向するわけですし、上司は現地マネージャーでしょう。
転職でおすすめの地域 × 業界
駐在員として目指すためにおすすめの業界と地域を解説していきます。
駐在員として東南アジアを目指す
結論から言いますと、私のおすすめの業種としては、東南アジア×アパレル・服飾・繊維業界です。
理由としては、これら業界の多くは東南アジアへの進出が多く、アパレルメーカー、またそのサプライヤー企業など多くの外資系の企業が参入しているからです。転職サイトを活用される際は、生産管理、品質管理、開発業務など、生産に関わる業務に応募していただければ、ぐっと海外に出るチャンスは増えるのではないかなと思います。
また、その他にも、鋳造やTPUのインジェクションなどの鋳造企業。鋳造業は部品などの下請けなども多いかと思います。
アメリカやヨーロッパの駐在を目指すのは無理?
目指せなくはないですが、長い道のりになることは覚悟してください。
よっぽど特化したスキルや経験がないと、先進国に駐在するのはかなり難しいでしょうね。
実際に私の会社(製造業)でもヨーロッパやアメリカなどへの駐在者もいますが、海外販社(販路)という事もあり、経営に携わる役員などのみや、即先進国への駐在はほぼあり得ません。当然、製造業も先進国にはあります。ただ、やっぱりブランドイメージの高いメーカーや付加価値の高まる点でコスト度外視の産業が多いです。。
海外転職に強い転職エージェント
最後に海外転職に強い転職エージェント3社をご紹介します。
まずは登録してさっそく自分の海外駐在への一歩を進んでいただけたら幸いです。
今後海外駐在を目指していく皆さん。海外でもどこでも行きます!という姿勢と、海外に生産拠点を持つアパレル・製造業であれば、今後の海外駐在の機会はグンと増えると思います。
もちろん英語は当然として語学とコミュニケーションスキルがあれば大きなプラス要素ですが、グローバル化の急速な拡大により、意識的に変化に対応できる柔軟な考えを持つことが一番大事ですね。